前回はオートキャド(AutoCAD)を勉強する為に必要な物について考える、という内容のお話しをしました。

読み返してみると、どうも話が脱線していっているようですが、今回からは具体的な内容に入っていきましょう。

■オートキャド(AutoCAD)を動かす為に
オートキャド(AutoCAD)というのは、大雑把に言ってしまえば「線や円をパソコンで簡単に作成するツール」と言うことになります。

ただ単に作図をするだけのツールではなくて、もっと便利に使うことが出来るソフトではありますが、パソコンを使って操作することに変わりはありません。

ですから、これからオートキャド(AutoCAD)を覚えようと考えているのなら、当然作業をする為のパソコンが必要になってきます。

図面を手で描くことと比べると、オートキャド(AutoCAD)というのは鉛筆や消しゴムに例えることが出来ます。

一方、パソコンはそれらのツールを使う為に必要な物ということで、ドラフターや製図板に例えることが出来るでしょう。

「ドラフターがなくても手で図面は描けるのでは?」という意見があるかも知れませんが、プロが図面で食べていけるレベルで考えると、テーブルの上でそのまま図面を描くことは考えられません。

そういった意味で、やはりパソコンはドラフターと同じくらいの重要度を持っている、と言えるのではないでしょうか。

今はそれほどCADという存在が特殊な存在ではなくなっています。
逆に若い人だと「手描き」で図面を作図していたということを知らないこともあるでしょう。

ですから、ここで手描きとCADについて色々と比較してお話ししても、あまりピンと来ないかも知れません。

「ソフトなんだから、パソコンが必要なのは当たり前なのでは?」と感じる人も多いとは思いますが、最初ですからきちんと順番にお話しをしていきますね。

オートキャド(AutoCAD)はパソコンで使用するソフトウェアですから、それを利用する為には当然パソコンが必要になる、ということです。

次回はパソコンについて、「パソコンは必要です」だけではなく、もう少し詳しい内容についてお話しをしたいと思います。