前回はオートキャド(AutoCAD)を使って作図の練習をする為に、実際に購入するかどうかという点について考えてきました。
その結論として、オートキャド(AutoCAD)の「体験版」を上手く利用して、まずは慣れるところから始めるというお話しをしてきました。
今回はその続きとして、実際にその「体験版」をどうやって入手すれば良いのか、という点についてお話しをしていきます。
■体験版の入手方法
オートキャド(AutoCAD)の体験版を手に入れる方法は、簡単に出来る方法としては2種類あります。
どちらでも構いませんので、まずは実際に体験版を入手してみましょう。
●ダウンロードする
これは、Autodesk社のウェブサイトからダウンロードするという方法です。
自分の個人情報を記入しなければなりませんが、最も手軽に入手することが出来る方法でしょう。
ダウンロードですから、インターネットの回線状態にもよりますが、それほど時間はかからないはずです。
●本の付録を活用する
大抵の場合、オートキャド(AutoCAD)の操作を解説した本には体験版が付録でついてきます。
本を購入した人が実際に練習することが出来るように、という配慮からきていますので、付属してこない本の方が少数かも知れません。
そうした本を1冊購入するだけで、簡単に体験版を手に入れることが出来ます。
実際にオートキャド(AutoCAD)の練習をする際には、何らかの手引きが必要になってくる訳ですから、その為に本を購入するのであれば体験版つきのものを選べばよいだけです。
操作などを解説しているウェブサイトはたくさん存在します。私もそうしたサイトをいくつか運営しています。
それらを複数利用していけば、わざわざ本を購入する必要はなくなってしまいますが、それでも一般的なコマンドを一通り網羅したガイドブックを持っておいても良いと思います。
上記で紹介した方法のどちらでも良いので、まずは体験版のオートキャド(AutoCAD)を入手しておきましょう。
本を読んだりサイトを見たりして情報を収集することも確かに重要ではありますが、実際にオートキャド(AutoCAD)を操作してみることの方が遙かに重要なことです。
「体験版」はその第一歩を踏み出す為の、貴重な道具と言えるのではないでしょうか。
ただし、オートキャド(AutoCAD)の体験版は、パソコンにインストールしてから30日という試用期限が設定されていますので、それだけは注意が必要です。
30日は長いと感じる方も多いとは思いますが、オートキャド(AutoCAD)の勉強をする上での30日はそれほど長くはありません。
ですから、オートキャド(AutoCAD)の体験版をインストールしたら、すぐに勉強を始めるという心構えを持って、どんどん進んでいくことをお勧めします。
時にはそうした時間的な「縛り」が役に立つ場合もありますから…。