オートキャド(AutoCAD)の体験版のダウンロードして、自分のパソコンにインストールする手順の中で、今回はカスタムインストールについてお話しをします。
これはオートキャド(AutoCAD)のインストールに慣れている人が使う設定ですので、このサイトではあまり推奨しませんが、やり方だけは知っておいても良いのではないでしょうか。
という訳で、前回テキストエディタとショートカットの作成をするかを設定し「次へ」をクリックした状態から話を続けます。
■インストールの種類を選択
前回の続きと言うことで「次へ」をクリックすると、上記のような画面が表示されます。
ここではオートキャド(AutoCAD)のインストールする種類について詳しく設定が出来ます。
■カスタムインストール
インストールの種類として当初は「標準」が選択されていますが、これを「カスタム」に変更すると上記のような画面が表示されます。
「カスタム」出来る内容について詳しく表示されていますので、ひとつずつ詳しく見ていくことにしましょう。
・ルート機能
これは「全ての機能」を意味しますので、このチェックを外すと当然全ての機能がインストールされなくなります。
いくら「カスタム」とは言っても、全ての機能をインストールしないのでは意味がありませんので、ここはしっかりとチェックしておきましょう。
・辞書
複数の言語のスペルチェックをする為の辞書です。詳しく書かれてはいませんが、複数言語の中には当然日本語も含まれているのでしょう。
図面中に文字を表示するのであれば、この項目はしっかりとチェックしておくことをお勧めします。
・フォント
オートキャド(AutoCAD)専用のフォントとトゥルータイプフォントがここには含まれています。
これをインストールしないということは、文字の表示がされないということですので、ここにもチェックを入れておきましょう。
・新機能ワークショップ
オートキャド(AutoCAD)2008の新機能のデモやサンプルファイル、練習問題などが含まれています。
これからオートキャド(AutoCAD)を覚えようと考えている方にとっては必要なファイルだと思いますので、インストールしておくことをお勧めします。
・ポータブルライセンスユーティリティ
オートキャド(AutoCAD)のライセンスを別のパソコンに移動する為の機能が含まれています。
ずっと同じパソコンでオートキャド(AutoCAD)を使用するのであれば、これは不要ということになりますが…先のことは誰にも分かりませんから何とも言えないところです。
・カスタム設定をマイグレート
オートキャド(AutoCAD)2007以前のバージョンを使用していた場合、その設定を新しいバージョンに移行(マイグレート)することが出来ます。
これはその為の機能ですが、古いバージョンを使用していなくて、2008からオートキャド(AutoCAD)を覚えるのであれば、この項目はインストールしなくても構いません。
・サンプル
ここにはオートキャド(AutoCAD)のサンプル図面が格納されています。もし不要であれば、ここのチェックを外してもOKです。
サンプル図面を眺めていると、時々新しい発見があったりしますので、一応インストールする方が良いとは思いますが…。
オートキャド(AutoCAD)のカスタムインストールについては以上で完了です。
「カスタム」とは言いながらも、外すべきではないものが多いですが、これはもう仕方がない部分でしょう。カスタムというのは、不要な機能をインストールしない為にある訳ですから。
次回はオートキャド(AutoCAD)をインストールするパス(フォルダ)とディスクの空き容量についてお話しをしたいと思います。