仕事を頼む立場でものを考えてみると、約束した期日を守るというのは本当に重要なことだと分かります。これを守らないと、受け取る側はとても困ってしまうんですね。
でも、いざ自分が仕事を依頼された立場になると、約束した期日に対して大きく意見が分かれてしまいます。これは本当に不思議な話です。
「期日は別に守らなくても良いだろう」とか「それはあくまでも目安だ」とか言う人はさすがにいません。それを言ってしまったら、仕事として成り立たないことはさすがに心得ているのでしょう。
そのような内容の言葉を言わなくとも、自分の行動で雄弁に語っている人は結構います。私は結構図面の作図や修正を人に頼むことが多いのですが、やはり中にはたくさん強者がいるんです。
そんな強者になってしまわないように、いまこのサイトを読んでいる方にはきちんと「プロ意識」をもって仕事をして欲しいと思います。
■「遅れる」理由とは?
今まで仕事をしてきた中で、お願いしたはずの期日から「遅れます」という連絡を多数もらってきました。
遅れる理由は様々でしたが、その中にはAutoCAD(オートキャド)を使って仕事をする上で注意しなければならない事が詰まっている気がします。
これからAutoCAD(オートキャド)を覚えて仕事をしようと考えているのであれば、このような事態になることを出来るだけ避けるべきでしょう。
なので、今回はその反面教師的な話を少ししていきたいと思います。
●連絡がとれなくなる
頼んだ仕事が約束の期日に届かない時、結構多いのがこれです。電話が通じない、メールの返事が来ない等。シンプルなのですが、頼んだ側としては非常に困ります。
一番困るのが、どういう状況になっているのかを確認出来ないことです。状況が分からないと対策を立てることが出来ませんから、手の打ちようがないんですね。
作業している側からすれば、「間に合いません」という連絡をするのはツライと思います。そうした理由で連絡が取れなくなっているのでしょうが、現実逃避をしても問題は解決しません。
ここは腹を決め、正直に現状を報告する方がベターです。決してベストではありませんが、ベストを選択できないのであればベターを選択するしかありません。
連絡が取れないというのは、依頼する側からすると非常に困るので絶対に避けましょう。どうしても間に合いそうもないようであれば、2日前くらいに報告をしておきたいですね。
2日前であれば「頑張れば何とかなりそう」という状況にあることも多いので、事前に間に合わないという連絡をするのは難しいところだと思います。
そのあたりの判断は経験を積むことによって磨かれます。
そうした経験を積んでいくと、依頼を受ける段階で時間的に難しいことがすぐに分かるようになり、交渉の中で「もう少し時間が欲しい」という話が出来るようになります。
出来ないことを「出来ない」と言うのは決して悪いことではありません。
ただし、それは仕事を受ける前に言いましょう。一度受けてしまったら、基本的には徹夜をしてでも約束を守るべきだと思います。
●病気になる
約束した期日の直前になって「病気で倒れました」という連絡が入るというパターンです。身体的な理由を言われてしまうと、なかなか追求が出来ないものです。
もちろんこうした報告が悪いと言っている訳ではありません。体調が悪い時は休んだ方が良いんです。そのあたりの判断は非常に難しいところではありますが。
これも連絡が取れないのと同様困ってしまいますが、話が出来るのでまだマシかも知れません。無理そうであれば、代わりを探す等の対策を建てることが出来ます。
病気等の理由はともかく、間に合いそうもなければ相手に出来るだけ早く報告をすることが大切なことだと言えるでしょう。