前回はオートキャド(AutoCAD)で図面を作図する仕事をする際に、約束した期日までに仕事が終わらない場合について考えてみました。
理由はどうあれ、やはり最初に約束した内容と違うことをするのは、プロとしては失格と言えるでしょう。
プロとして報酬を受け取るということは、それに見合った内容のサービスを提供するということを意味します。
打合せに沿って作図したオートキャド(AutoCAD)のデータであったり、多少時間がない場合でも相手が望む日時に間に合わせることの出来る技術力であったりと、サービスの内容は様々です。
こうした内容の話をまとめてしまうと、基本的には「最初に約束した内容をまもる」という簡単な一言で済んでしまうものだと思います。
もしそれが不可能である場合には、きちんと「出来ません」と伝えることも必要かも知れません。
最初に出来るか出来ないかを判断し、やると決めたら何があってもやり遂げる。簡単に言ってしまうとそういうことになるでしょう。
言うだけなら簡単ですけれど、これを基本方針にしてオートキャド(AutoCAD)を使った仕事を続けるのは、結構大変かも知れませんが…。
■信用を得ることと失うこと
オートキャド(AutoCAD)を使って仕事をするのなら、それが自宅でなのか会社でなのかは別にして、「信用」というものを大切にしていく必要があります。
「信用」を得るまでには時間がかなりますが、失うのは本当に簡単です。
たとえば前回お話ししたように、約束した期日を守らないとかをすれば、簡単に信用を失うことが出来ます。
「この人になら安心して仕事をお願いできる」と思わせる為には、やはりそれなりの時間がかかるものです。
いくら口で上手いことを言ったとしても、行動が伴わなければ絶対に信用なんてされませんから。
そういった意味で、今まで築いてきた、あるいはこれから築こうとする「信用」というのは、本当に貴重な財産だと言えるでしょう。
それを簡単になくしてしまうのは本当にもったいないことです。
仕事の期日が間に合わないという単純な理由で、その貴重な財産をなくしてしまわないように、出来るだけ気を付けることをお勧めします。