前回はオートキャド(AutoCAD)を自宅で練習する為に必要なものとして、パソコンに関してお話しをしました。
仕事としてオートキャド(AutoCAD)を使うのであれば、どんなパソコンでも構わないという訳ではない、という内容のお話しでした。
ただ、その具体的なスペックについてあまり深く掘り下げてはいませんので、今回はもう少し細かい話をしていこうと思います。
■パソコンの必要スペック
まずはパソコンのスペックについて考えていきましょう。
家電屋さんの広告とかでよく表示されていますが、パソコンのスペックで目安になる要素というのは、いくつかの項目に分けられます。
オートキャド(AutoCAD)を無理なく使う為に必要なパソコンにスペックは、現在の最新版である2008バージョンで以下のような感じになっています。
基本的には新しいバージョンであればある程、パソコンに対して大きな負荷がかかる傾向にあります。
よって、もう少し古いバージョンでは、今回お話しするよりも低いスペックで済むことになります。
とりあえず最も厳しい条件で考えてみて、それをクリアしていればあとはどんなバージョンでもOKだという判断の流れにしたいと思います。
●CPU
PentiumR 4、2.2 GHz 以上推奨
Pentium III 800MHz 以上
AMD Athlon
●OS
MicrosoftR Windows Vista. (Home Basic、Home Premium、Ultimate、Businessおよび Enterprise エディション) 32 Bit
Windows XP (Home および ProfessionalSP2)
WindowsR 2000 SP4 の各日本語版
(※ Windows NT、Win9X にはインストールできません)
●メモリ
512 MB RAM 以上推奨
●ハードディスク容量
インストール時 550 MB 以上のハードディスク空き容量
●ディスプレイ
1024×768 VGA True Color 対応のディスプレイ
さて…一気に書いてしまいましたが、記号や数字ばかりでよく分からないと感じるかも知れません。
なによりも書いている私自身が、書きながら「分かりにくいなー」と思っていましたから、分かりにくいという点に間違いはありません。
そんなことを保証してどうする…という気もしますが。
もちろんここで書いている数値や記号にはきちんと意味があるのですが、あまり興味のない人から見ると意味不明な感じがします。
私もパソコンの本体に関する内容にはあまり興味がありませんから、どうも頭に入ってきても知識として留まりにくいんですよね…。
自分が興味を持っていることは良く頭には入り、そうではないことは覚えにくいというのは、本当のことなのだと実感をします。
とは言え、オートキャド(AutoCAD)を操作する為に必要なパソコン関連の知識というのはそれほど多くありません。
必要のない知識に時間をかけることもありませんので、ここでは最低限のことだけを知っておけばOKというスタンスでお話しをしていきます。
でも、今使用しているパソコンが、オートキャド(AutoCAD)をきちんと使えるスペックを満たしているのかを確認するのは最初だけです。
少し手間ではありますが、次回からそれぞれの項目ごとに大雑把なお話をしていきますので、まずは確認してみることをお勧めします。